コンゴのヒーロー、サプールについて知ろう

photo credit: sqala sapeur 24 juin 02 via photopin (license)

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サプールとはサップと呼ばれる美的哲学をもったファッションをこよなく愛する人たちの集団で、コンゴ共和国の首都ブラザヴィル郊外にあるバコンゴ地区の辺りで見かけることができます。彼らにとって好みのファッションを身につけることは、くだらない戦争から脱却して武器を持たずに戦おうというメッセージなのです。
コンゴ共和国では、1992年に社会主義体制が崩壊しました。その後は内戦や経済危機などのクライシスがあり、国は荒廃し、現在、落ち着いた状態になっていますが、1960年のコンゴ民主共和国の独立以来、内戦や独裁の状況が続き、まだ多くの人が飢えや殺戮、虐待のおびえの中で暮らしています。
そんな中で、サプールたちはエレガントたることがすべてという美学をもち、平和を望むメッセージをファッションという視点を通して人々に伝えているグループといえるのです。サップSAPEとはSociélé des ambianceurs et des persnnes élégantesというフランス語の頭文字をとったもので、お洒落で優雅な紳士協会という意味があります。

サプールは今やコンゴの文化の代表的な存在となっているのです。国や町などの公式イベントには必ずサプールの姿があり、子どもたちのあこがれの対象になっています。子どもたちの将来の夢にはサッカー選手かサプールが登場することが多いといわれているのです。
サプールは、ルイ・ヴィトンやイヴ・サンローラン、ディオール、プラダ、ヴェルサーチなどの世界のトップブランドメーカーの服やアクセサリーを身に着けることでおしゃれをしています。着飾ることで一度きりの人生を心高く生きるという哲学なのです。

また、彼らは外見に気を配ることと同様、またはそれ以上に、紳士としてのルールを大切にしています。紳士たることで教養を身に付け、洗練された立ち振る舞いができるのです。そして、周りを幸せにするユーモアのセンスに長けているのです。ウィットに富んだ会話を通して会話を楽しむことができ、自信に対する自信がある人でないとサプールではいられないといわれているのです。
彼らは人生を楽しみ、生活のすべてを祝福するという姿勢をとても大切にしています。見ず知らずの人とでも、ファッションのことをきっかけにして会話をする時間を上手に楽しめるのがサプールなのです。

サプールの人たちは決してお金持ちではなく、一生懸命働くことで、価値のあるお金を自身の哲学に基づいてファッションに費やすのです。収入の大半を費やして高額な洋服を買っているのです。だから彼らは心からファッションを楽しむことができるのでしょう。
彼らは、ラグジュアリーという言葉の定義やラグジュアリーブランドの存在価値までも新たにしてくれているのかもしれません。
ファッションとは個性、すなわちアイデンティティだと主張しているようです。

コンゴでは、素敵なスタイルをしている人に対して素直に素敵だねと声をかける習慣があるのだそうです。サプールが現れるのは休日がほとんどで、自信を最高に着飾っておしゃれをして、そして街を歩くのです。サプールはそれだけで、周りの人々を勇気づけるエンターテイナーであり、子どもたちのあこがれの存在なのです。世界中から彼らのもとへ取材が押し寄せ、一流ブランドのデザイナーにも存在が認めているのがサプールなのです。

サプールはサップと呼ばれる美的哲学をもったファッション集団で、コンゴ共和国の首都ブラザヴィル郊外にあるバコンゴ地区の辺りで見かけることができる人々です。彼らは自身の好みのブランドファッションを身につけることで、くだらない戦争のある世界からの脱却と武器を持たずに戦うという、平和を願うメッセージを伝えているのです。

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