経済を知る

photo credit: EU Humanitarian Aid and Civil Protection DRC September 2012 via photopin (license)

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コンゴ民主共和国は地下資源に恵まれていますが、1990年代に起きた内戦などでインフラは破壊されました。その影響で経済は今なお壊滅状態となっており、世界最貧国の1つとなっています。地下資源である鉱物は銅、コバルト、ダイヤモンド、ウラン、ラジウム、ボーキサイト、鉄鉱石、石炭、カドミウム、黄金、銀、亜鉛、マンガン、錫、ゲルマニウム、などを産する世界トップクラスの鉱産資源国です。

コンゴ民主共和国の輸出のおおよそ90%を鉱産資源が占めています。コバルトの埋蔵量は世界の約65%あり、またスズの鉱石やウォルフラマイト、そしてタングステンの鉱石とコルタンなどは、北キヴ州で起きている紛争で戦うための反政府武装組織の資金源とされている紛争鉱物としても有名で、コンゴ民主共和国内の政治と経済が不安定化する要因ともなっています。 さらにギニア湾沖には海底油田があり、原油の輸出もコンゴ民主共和国の経済において重要な財源となっています。

コンゴ民主共和国には1000km以上の距離が航行可能な水路が存在しており、かなり昔から水上交通は国民の移動の約70%を占めてきました。しかしコンゴ民主共和国の航空会社は他国と比べて安全基準が不十分なため、欧州委員会の指示によりヨーロッパ連合内の飛行・発着陸を禁止されています。

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