コンゴ民主共和国と日本の関係

日本とコンゴ民主共和国の関係は1960年にコンゴ民主共和国が独立して以来、友好関係を維持しています。日本は同年に大使館を開設し、コンゴ民主共和国は1967年に在京大使館を開設しました。モブツ大統領在任時に2度に訪日した他に、賓客としてカビラ大統領が2005年に初訪日しました。

コンゴ民主共和国(DRC)紛争は今なお続いており、世間的には日本と関係がない紛争だと思われています。しかし日本での盛んな電子産業に使われている原料がDRCに豊富にあることから、日本における電子産業も無関係ではありません。日本はこれらの電子産業で使われる原料を直接DRCから輸入しているわけではありません。しかし、日本から見ても鉱物資源を使用している以上はDRC情勢に関係していると言えるでしょう。

電子回路のコンデンサという部分に使われているタンタルという鉱石があります。タンタルの地球上に埋蔵されるとされる推定量の60%以上はDRCにあると言われており、また、日本でもたくさん使用されているリチウムイオン電池に使われているコバルトという鉱物は世界で流通されている50%以上はDRCで生産されているのです。

携帯電話やゲーム機などの電子産業が爆発的に使用されることになり、鉱物のタンタルの値段が跳ね上がっており、その利権争いのためにに戦闘が行われているのです。

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