ジョゼフ・カビラについて

ジョゼフ・カビラは2001年に父ローラン・カビラが暗殺され、29歳で次の大統領に就任しました。ジョゼフ・カビラは若いので経験不足ではないかと国内外から言われていましたが、大統領就任と同時に内戦終結を図り、外国の軍隊をコンゴ民主共和国内から撤退させようと試みました。そして、それらの政策のいくつかは成功することができました。2003年には和平協定に続いて、コンゴ解放運動と反政府勢力コンゴ民主連合ゴマ派の指導者2人、そして与野党の民間人2人を副大統領とし、暫定政権を成立させました。この2つのグループはその後に政府の支持グループと野党に分かれました。

2004年に、モブツ・セセ・セコの支持者によるジョゼフ・カビラ政権に対するクーデター未遂がキンシャサで発生しましたが、それは失敗しています。また同年にはエリック・レンジ少佐が率いたと推測される集団が反乱を起こし「権力を掌握し、暫定政権を樹立した」と発表しましたが、ジョゼフ・カビラ政権の部隊により鎮圧されました。 2005年に国民投票によって新たな憲法が承認され、ジョゼフ・カビラ政権は翌年に大統領選挙を行いました。大統領選挙はジョゼフの得票率は約44%で、主な対立候補であったジャンピエール・ベンバの得票率は半分の約20%でした。決選投票は10月29日に行われ、11月15日に選挙委員会は58.05%でカビラの勝利を宣言しました。

 

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